<セイコー ブライツ>より、セイコー腕時計100周年記念限定 アクティブマトリクスEPD方式デジタルウオッチを発売 ～国産初の腕時計「ローレル」のアラビア数字を高精細デジタルで再現～

セイコーウオッチ株式会社（社長：服部 真二、本社：東京都港区）は、＜セイコー ブライツ＞より、アクティブマトリクスEPD（※1）方式を採用した、ソーラー電波デジタルウオッチ「セイコー腕時計100周年記念限定モデル」を、数量限定200本、希望小売価格115,500円（税抜き110,000円）にて、9月7日（土）より全国の取扱店にて発売いたします。

＜セイコー ブライツ＞は、セイコーが誇る先端技術と使う人の心地よさを追求したデザインで、自分らしいスタイルを大切にする大人の男性のためのシリーズです。腕時計を作り始めて100年、創業者の言葉「常に時代の一歩先を行く」をモットーに、セイコーはデジタルウオッチの分野でも数多くの世界初商品を生み出し、市場をリードしてきました。本商品は、セイコーの原点である国産初の腕時計「ローレル」のダイヤル（文字盤）に採用されていたアラビア数字を、デジタルの最新技術、アクティブマトリクスEPDで再現した大人のデジタルウオッチです。四辺をカットした立体感のあるサファイアガラスと、表示部の上下に配した40個のダイヤモンドが100周年にふさわしい風格を添えています。

• （※1）EPD=Electrophoretic Display（電気泳動ディスプレイ）の略。電子インク技術を応用したデジタル表示方式。詳細は参考資料1をご覧ください。
  

商品の特徴

5つのスタイルから選べる、アクティブマトリクスEPDの特徴を生かしたグラフィック表現
EPDならではのはっきりしたコントラストと、約8万画素の300dpiの高精細表示を可能にしたアクティブマトリクスにより、滑らかで多彩な表現を実現しました。セグメント方式とは異なり、文字や図を自由にレイアウトできる特徴を生かし、5つの時刻表示のスタイルを用意しました。

ビジネスシーンに最適な判読性を重視した基本表示（スタイル1・3）、オフタイムを想定し、ローマ数字を大胆にあしらったシンプルかつスタイリッシュな時刻表現（スタイル5）に加え、100周年限定モデルのみの特別仕様として、国産初の腕時計「ローレル」に用いられたアラビア数字をデジタルで再現した時刻表示（スタイル2・4）を採用しました。5つの時刻表現は任意のタイミングで切り替えて表示することが可能です。

セイコー腕時計100周年と、世界初6桁表示デジタルウオッチ発売40周年を記念した特別なデザイン（※2）
今年はセイコー腕時計100周年の記念すべき年であると共に、後にデジタルウオッチの世界標準となった、世界初の6桁表示デジタルウオッチ「クオーツLC V.F.A（06LC）」を発売してから40周年の節目でもあります。数々の世界初商品に彩られたセイコーのデジタルウオッチの歴史の象徴として、表示部の上下に20個ずつ合計40個のダイヤモンドを配しました。また、四辺をカットした立体的な造形のサファイアガラスが特別感を演出しています。
(※2)デジタルウオッチの歩みは参考資料2をご参照ください。

限定モデル　商品仕様

＜セイコー ブライツ＞アクティブマトリクスEPD セイコー腕時計100周年記念限定モデル
ワールドタイムソーラー電波時計：2013年9月7日（土）発売予定

ケースサイズ〔縦〕41.1mm ×〔横〕42.9mm 〔厚さ〕10.9mm

レギュラーモデル　商品仕様

限定モデル発売と同時に、レギュラーモデルも発売を開始いたします。
レギュラーモデルは、表示部ガラスとケースを段差のない平面で構成し、シンプルさを追求したデザインが特徴です。シルバーと ブラックの2タイプをご用意いたしました。

＜セイコー ブライツ＞アクティブマトリクスEPD
ワールドタイムソーラー電波時計：2013年9月7日（土）発売予定

ケースサイズ：〔縦〕41.1mm ×〔横〕42.9mm 〔厚さ〕9.5mm

【全モデル共通仕様】
・ガラス材質 : サファイアガラス
・防水性能 : 日常生活用強化防水（10気圧防水）
・アフターサービス : メーカー保証 保証期間1年間

【全モデル共通 ムーブメント仕様】
アクティブマトリクスEPD電波修正機能つきソーラーデジタルクオーツムーブメント
キャリバーS771
・電波修正機能（日本2局、アメリカ・ドイツ・イギリスの5局から発信される標準電波を受信）
・ソーラー充電機能（フル充電から約9ヶ月間駆動。パワーセーブ時は、フル充電から約41ヶ月間駆動）
・自動受信機能、強制受信機能、受信結果表示機能
・過充電防止機能、パワーセーブ機能
・スタイル変更機能（5種類の時刻表示を任意選択可能）
・フルオートカレンダー機能（2060年12月31日まで）
・デュアルタイム表示機能
・タイムトランスファー機能（ホームタイムとローカルタイムの入替機能）
・サウンドデモ機能
・LEDライト
・アラーム機能（3ch アラーム毎にデイリー/ワンタイムの設定が可能）
・ワールドタイム機能（世界32地域のローカルタイム表示）
・時間精度：平均月差±15秒（標準電波を受信しないとき、気温5℃～35℃において腕につけた場合）
・サイズ：〔縦〕30.9mm×〔横〕32.9mm 〔厚さ〕5.7mm（太陽電池含まず）

【参考資料1】アクティブマトリクスEPD（Electrophoretic Display）技術解説
EPDとは電気泳動の略で、電子ペーパーの代表的な表示方式のひとつです。
主な構成要素は、人間の毛髪の直径ほどの大きさの何百万個もの微小なマイクロカプセルです。1つ1つのマイクロカプセルの内部 は透明な液体でみたされ、負に荷電された白い粒子と正に荷電された黒い粒子が包含されています。

透明電極側が高電位になる電界を与えると白い粒子がマイクロカプセルの上部に移動し、ユーザーの目に見えるようになります。これによりそのマイクロカプセルの位置するところの表面は白く見えることになります。同時に黒い粒子は逆の電界によりマイクロカプセルの底部に引き付けられるためユーザーからは見えなくなります。この処理を逆転させると黒い粒子がマイクロカプセルの上部に現れて、そのマイクロカプセルの位置するところの表面は黒く見えることになります。

さらに、ドットによって表示を制御するアクティブマトリクス方式との融合により、通常のデジタルウオッチの約3倍となる300dpiの高精細表示を実現しました。デジタルウオッチとしての情報表現を飛躍的に進化させ、従来のセグメント式デジタル表示にはできない、多彩な表現が可能になりました。

参考資料2】セイコーデジタルウオッチの歩み