セイコー腕時計の歴史
The history of Seiko watches
セイコーは、1881年の創業以来、
数々の革新的なウオッチを
世に送り出してきました。
誰もが正確な時刻を
手にすることができるように。
また、人それぞれの大切な「時」に
彩りを添えるために。
ここではセイコー腕時計の歴史や、
その結晶ともいえる記念モデルを
ご紹介いたします。
1881 - 1899

1881
- 出来事
セイコーのルーツである「服部時計店」創業。

1881年に「服部時計店」は創業し、おもに中古時計の修理と販売から事業を開始しました。
1892
- 出来事
時計製造工場として「精工舎」を設立。掛時計の製造が始まる。

よりよい時計を自社で製造したいとの思いから、1892年、時計製造工場「精工舎」が設立されました。当初、工員はわずか10余名、動力は人力でしたが、2か月後には「ボンボン時計」と呼ばれる掛時計の製造を成功させました。まさにこれが、セイコーの時計作りの歴史の幕開けです。
1895
- 製品
初めての懐中時計「タイムキーパー」の製造を開始。

掛時計に次いで開発に着手したのが懐中時計でした。技術陣は輸入品の懐中時計をベースに試作・研究を重ね、1895年、セイコー初の懐中時計「タイムキーパー」を完成させました。
1900 - 1949

1913
- 製品
国産初の腕時計「ローレル」の製造を開始

国内市場で懐中時計全盛の中、やがて来るであろう腕時計の時代に備え、セイコーは腕時計の試作・研究を続けました。そして、1913年、国産初となる腕時計「ローレル」を完成させました。しかし、当時の技術では、小さい腕時計の製造は困難を極め、懐中時計の生産が一日200個程度だったのに対し、ローレルは1日30個程度が限界だったといわれています。
1924
- 製品
初めての『セイコー』ブランド腕時計の発売。

1923年、関東大震災により社屋や工場は全焼。新たなスタートをきるべく、震災直後から復興に取り掛かり、翌年の11月に腕時計の販売が再開します。その時計には「精巧な時計の生産に成功する」という精工舎創業時の原点に立ち返るという想いを込めて、初めて『セイコー』ブランドが冠されました。
1929
- 製品
国産時計として高い性能が認められ、鉄道時計に指定された懐中時計「セイコーシャ」を製造。

1929年、それまで採用されてきた欧米製の懐中時計に代わり、「セイコーシャ」が、国産初の鉄道時計として、鉄道省から認定されました。同年、「セイコーシャ」のムーブメントは、電話交換手が通話時間を計るために使用した電話交換機用時計としても採用され、精度、品質などの面で非常に優秀であることが実証されました。
1932
- 出来事
銀座の顔、 現在の時計塔(セイコーハウス)竣工。

和光本館として知られてきた服部時計店本館が銀座四丁目に完成。現在は、和光の店舗に加えて、セイコーブランドの発信拠点としての役割を担うセイコーハウスとして活用されています。ネオルネッサンス様式を採用した建物とその時計台は、いまなお銀座のシンボルとして人々を魅了しています。
1950 - 1959

1953
- 出来事
日本で初めてのテレビCM

1951年、日本で初めてのラジオコマーシャルを、そして1953年に初の民間テレビ局(現・日本テレビ)が開局すると、民放テレビコマーシャル第1号としてセイコーの時報CMが放映されました。本来は正午に放送されるはずでしたが、フィルムが裏返しに掛けられてしまったためにわずか3秒で中止されるというハプニングがあり、同日夜7時に第2号CMとして放映されました。
1956
- 製品
国産初の自動巻腕時計「オートマチック」発売。

日本において初めて自動巻腕時計を商品化したのはセイコーで、それが、1956年に発売した「オートマチック」でした。当時の小売価格は13,500円でしたが、それまでの男性用手巻腕時計の中心価格帯が4,000円台でしたので、自動巻腕時計は高価なものでした。
1956
- 製品
安定した品質を誇る「マーベル」発売。

この年誕生した「マーベル」は、従来のモデルよりもムーブメントの外径を大きくしたことによって、精度と品質、生産性が大幅に向上し、次世代を担う商品として注目を集めました。この高品質のムーブメントは、やがて国産の自動巻腕時計の普及の先駆けとなる「ジャイロマーベル」のベースとなったのです。
1958
- 出来事
耐衝撃装置「ダイヤショック」の誕生。

ダイヤショックは、耐衝撃性の向上のためにセイコーが開発・製造した耐震構造です。機械式時計のムーブメントの中で、特に衝撃や震動に対しデリケートなてんぷ等の軸受けとして備えられ、急な衝撃を加えられても高い安定性を保つことができます。
1959
- 製品
ジャイロマーベル

ぜんまいの巻上げにセイコーが開発したマジックレバーを初めて搭載した自動巻腕時計。マジックレバーは回転錘の両方向の動きを効率良く伝える”爪レバー方式”の画期的な自動巻機構。巻上げ性能が高く構造もシンプルなため、瞬く間に世界を席巻し、自動巻腕時計の大衆時代を切り拓きました。
1959
- 製品
ローレル アルピニスト

セイコーのスポーツウオッチのルーツとも言えるモデルが1959年に誕生したフィールドウオッチ「ローレル アルピニスト」です。
日本にトレッキングや登山のブームが到来することを見越して開発されたモデルで、埃や砂が入り込まないようスクリューバックを備えるなど、当時としてはかなりタフな構造でした。時分針と全てのインデックスに夜光塗料を塗布し、かつ3時、6時、9時、12時位置を大きなくさび型インデックスとした視認性の高いレイアウトも特徴。ここでの機能追求の姿勢が、のちのダイバーズウオッチ、さらに「フィールドマスター」や「ランドマスター」の開発へと繋がっています。
1960 - 1969

1960
- 製品
スイスのクロノメーター検査基準優秀級に匹敵する高精度を誇るグランドセイコーを発売

大いに生産数を伸ばした1950年代、腕時計の機種を広げるとともにセイコーとしての最高の精度を追求する機運が高まり、組立・調整、外装仕様、検査などに当時の最高の技術・技能を盛り込んだ、セイコーの頂点モデルとして1960年に誕生したのが「グランドセイコー」でした。スイス公認歩度検定局のクロノメーター検査基準優秀級に準拠する、社内の厳密な精度検査に合格したもののみ商品化され、歩度証明書つきで販売されました。当時の価格で25,000円以上(大卒会社員の初任給平均額のおよそ二倍)という高価なものにもかかわらず、非常によく売れました。
グランドセイコーの歴史はこちら
1961
- 製品
キングセイコーの誕生

「グランドセイコー」と並びセイコーを代表する高級腕時計として1961年に誕生した「キングセイコー」。高級腕時計としての性能と先進的なデザイン、そして適正な価格の共存を実現した結果、多くの人から愛されました。
1963
- 製品
セイコー独自の高機能とデザインが一世を風靡した「スポーツマチック ファイブ」を発売。

1963年発売の「スポーツマチック ファイブ」は、当時としては画期的な日付と曜日の一体表示や、りゅうずをケースに埋め込んだ斬新なデザインが評価されました。翌年には腕時計としては初のグッドデザイン賞を受賞しています。
1963
- 製品
卓上型クオーツ時計、セイコー クリスタルクロノメーター発売。

1960年代に電子機器時代の幕が開け、セイコーはスポーツ計時に革新的技術を導入しました。「クオーツクリスタルクロノメーター」は、世界で初めて持ち運びができ、日差±0.2秒という驚異的な精度を実現しました。単一乾電池2本で約1年間作動する低消費電力により、長距離競技の計時も可能にしました。
1964
- 製品
国際的なスポーツ大会の公式時計を担当

1960年代まで公式競技に対応する高精度なストップウオッチは国内で開発されておらず、複数個で計測した場合は誤差が生じていました。その原因は計測員によるタイミングの違いと考えられていましたが、セイコーは内部の機構に起因することを突き止め、1962年にスタート・ストップ時にハートカムというパーツを用いるというアイデアで、誰が押しても誤差が出ない計時を実現しました。
そして1964年の国際的なスポーツ大会に合わせて、1/100秒が計測できる画期的なモデルを開発。さらに各種スポーツ競技に即した多様なストップウオッチも生み出しました。その努力はやがて、 1/1000秒計測も可能な最先端のシステム開発へとつながっていくのです。
1964
- 製品
国産初のクロノグラフ「クラウン クロノグラフ」を発売。

1963年、国際的なスポーツ大会の公式時計がセイコーに決まってから、セイコーは、国産初のクロノグラフ(ストップウオッチ月腕時計)の開発に取り掛かりました。サイズが大きく、当時もっとも信頼性があった「クラウン」のムーブメントをベースにして、翌1964年の国際的なスポーツ大会開催年に発売することを目指して、開発は急ピッチで行われました。「クラウン クロノグラフ」は積算計を持たないシンプルな設計のクロノグラフですが、ボタンの押しやすさ、ベゼルの見やすさなどストップウオッチとしての機能がしっかりデザインに反映され、好評を博しました。
1964
- 製品
国産初のワールドタイムを発売。

1964年に発売された、国産初のGMT(世界標準時)24時針とワールドタイム表示機能がついた腕時計、「セイコー ワールドタイム」です。24都市名が表示された内転リングは、4時位置のりゅうずと連動した駆動車で操作します。海外がいよいよ身近になってきた時代、時差を越えた旅行やビジネスに取り組む方々に愛されました。
1965
- 製品
国産初のダイバーズウオッチを発売。

この年1965年に発売された国産初のダイバーズウオッチは、自動巻で、150m防水仕様でした。当時、ダイバーズウオッチといえば、ごく少数の海外ブランド品しかない時代に発売されたこのモデルは、一躍、日本の若者の憧れの的になりました。そして、このモデルを皮切りに、信頼性や耐久性を第一に追求するセイコーの特殊時計の開発が始まりました。
1967
- 出来事
スイスの天文台で行われた精度コンクールで上位入賞。

スイスの時計メーカーが精度を競い合うコンクールとして長い歴史を持つ、スイスの「ニューシャテル天文台コンクール」。そのコンクールにスイス国外からも参加できることを知ったセイコーは、1963年から参加しました。年々成績は高まり、1967年には、機械式腕時計の部門で、第二精工舎と諏訪精工舎がそれぞれ企業賞2位と3位に入賞し、水晶式懐中時計の部門で、諏訪精工舎の技術者が1位~4位を独占しました。
セイコーの機械式時計は、精度の面において世界最高峰に到達したのでした。翌1968年には、このコンクールが開催中止となったことに伴なって、同じく権威のある「ジュネーブ天文台コンクール」に参加し、腕時計部門で、機械式時計としての新記録を樹立しました。
1967
- 製品
国産初の300m防水仕様のダイバーズウオッチを発売。

1965年に発売された国産初のダイバーズウオッチよりも高い防水性能を目指して、裏ぶたとケースが一体化した「ワンピース構造」を採用し、風防もハードレックスガラスを用いることによって、耐久性、信頼性をさらに高めた300m防水仕様のモデルを、1967年に発売しました。このモデルは、装着感をよくするために、りゅうずを4時位置に配しました。
1968
- 製品
初代セイコー5スポーツ

1968年、加速するスポーツブームに応える形で誕生した初代セイコー5スポーツ。70mの防水機能やハードレックスガラスに加え、豊富なカラー展開も相まって、多くの若者に受け入れられ、一世を風靡しました。
1969
- 製品
- 世界初
垂直クラッチとコラムホイールを採用した世界初の自動巻きクロノグラフを発売。

自動巻機構とクロノグラフ機構の合体は極めて困難でしたが、ついにセイコーはそれを実現しました。垂直クラッチ機構を搭載した世界初の自動巻クロノグラフです。
1969
- 製品
薄さわずか1.98mmの薄型ムーブメントを搭載した薄型ドレスウオッチ「U.T.D.」を発売。

機械式時計の精度を極めたセイコーにとって、次は、薄型でエレガントな機械式時計が開発のテーマになりました。時計としての機能を損なわずに薄型化することは困難を極めましたが、約3年の期間を経て、わずか1.98mmの薄さの手巻ムーブメントが開発されました。
1969
- 製品
- 世界初
世界初のクオーツ式腕時計「クオーツ アストロン」を発売。

1969年12月25日、セイコーは時計界に革命をもたらす腕時計を発売します。それこそが世界初のクオーツ腕時計「クオーツ アストロン」でした。ゼンマイの代わりに電池を用い、テンプの往復振動ではなく水晶振動子が発する電子的振動にて精度を制御するクオーツ式が、従来の機械式に比べて格段に精度を向上させることにセイコーは早くから着目。ただ、心臓部となる水晶振動子の小型化が難しく、1959年に放送局用に納品したクオーツ時計は大きなロッカー並みのサイズでした。
以降も改良を重ねていき、ようやく腕時計サイズの試作品が完成したのが1967年。そこから2年をかけて、ついに従来の機械式腕時計と比べ約100倍の精度を持つアストロンを発売したのです。その後セイコーは、音叉型水晶振動子など、クオーツ開発によって特許権利化した独自技術を公開します。いよいよ腕時計はクオーツの時代へと入るのです。
1970 - 1979

1973
- 製品
- 世界初
世界初の6桁表示のデジタルウオッチ「クオーツLC V.F.A.(06LC)」を発売。

1970代初頭、LED(Light Emitting Diode 発光ダイオード)の開発によって、時刻をデジタル表示する腕時計が出始めましたが、セイコーは、LED表示よりも省電力で視認性に優れ、多機能表示に適した「LCD(Liquid Crystal Display 液晶ディスプレィ)」の開発にいち早く着手しました。そして、1973年、LCD表示によって世界で初めて時・分・秒の6桁表示を実現したデジタルウオッチを商品化しました。
その後、LED表示に替わって、LCD表示のデジタルウオッチが市場の需要に合致し、セイコーが開発した6桁表示のデジタルウオッチが世界的な標準となっていきました。その功績により、2019年には国立科学博物館の未来技術遺産に登録されました。
1974
- 出来事
セイコー「特選腕時計」として「セイコー クレドール」誕生。

セイコーは、腕時計の品質や性能で世界のトップレベルに達した1960年代末より、世の中で高まる高級品の需要に応えるため、「セイコー特選時計」というシリーズで、貴金属や宝飾品を用いた高級腕時計を開発し始めました。そして、1974年、その中から、貴金属を素材とする高級腕時計「クレドール(CRET D'OR)」シリーズが誕生しました(「CRET D'OR」とは「黄金の頂」の意)。
クレドールの歴史はこちら
1974
- 製品
初めてのクオーツ式ドレスウオッチ発売。

1969年に世界で初めてクオーツ式腕時計を商品化したセイコーは、その精度をつかさどる水晶振動子の小型化、電子回路の消費電力の低減などの技術革新により、小型化・薄型化を進めてきました。そして1974年、厚み3.8mmという薄型cal.4130を開発し初めてクオーツ式ドレスウオッチを商品化。それまでの「分厚いクオーツ式ではドレスウオッチは不可能」という概念を覆しました。
以後、さまざまなサイズのクオーツ式腕時計を商品化し、様々なシーンに相応しいデザインの腕時計を提供していきました。
1975
- 製品
- 世界初
世界初の多機能デジタルウオッチ「クロノグラフ0634」を発売。

1973年に世界初の6桁表示デジタルウオッチを商品化して以来、セイコーは、時刻以外の情報も表示する腕時計、いわば「腕に着ける情報機器」の開発を進めました。1975年に発売したクロノグラフ0634は、デジタルウオッチとして世界初のストップウオッチ機能を搭載する商品として大ヒットしました。
そして、1977年発売のワールドタイムM158、1983年発売の録音再生機能付ウオッチ「ボイスノート」など、デジタルウオッチの可能性は技術革新とともに飛躍的に広がって行きました。
1975
- 製品
- 世界初
世界で初めてチタン素材を採用したダイバーズウオッチ「プロフェッショナルダイバー600m」発売。

1968年、深海作業に従事される方から「水深350mの海底での一週間にわたる作業に使える腕時計が、今の世の中にはない。」という一通の手紙が届きました。セイコーはこの要望に応えるべく研究を始め、多くの実験・試作を繰り返しました。そして1975年、長時間に渡る飽和潜水に耐え得る安全性、耐久性を実現した「プロフェッショナルダイバー600m」を完成させました。
1977
- 製品
計算できる腕時計、カリキュレーター。

時刻表示のほか、電卓のような計算機能を持つモデル。計算機能はケース側面のボタンを押して表示させます。入力キーが非常に小さいため、専用のプッシュペンが付属しました。
1978
- 製品
- 世界初
世界初のクオーツ式飽和潜水仕様の600m防水ダイバーズ誕生。

世界初のクオーツ式飽和潜水仕様の600m防水ダイバーズとなるこのモデルは、1983年海洋科学技術センター(現在の海洋研究開発機構)の潜水調査船「しんかい2000」によって水深1062mの環境に耐えられることも実証されました。その後、1986年には、1000mの防水仕様に強化したモデルを発売し、その頑健な構造ゆえに、現在にいたるまで仕様変更なく生産し続けています。
1979
- 出来事
ALBAブランド誕生。

1970年代、市場において高級志向と低価格志向の二極化が進む中、低価格志向で多様化する需要にスピーディーに応えるため、1979年にALBAブランドが誕生しました(ALBAとは、イタリア語で「夜明け、黎明、始まり」の意)。
1980 - 1989

1982
- 製品
- 世界初
世界初のテレビ付きウオッチを発売。

時刻以外の情報を表示する「腕につける情報機器」の開発を進めたセイコーが液晶画面表示の技術革新とともに1982年に商品化したのがテレビウオッチです。このモデルは、1.2インチ液晶モニターを搭載し、国内で放送されるすべてのテレビ番組を視聴でき、FMラジオも楽しめました。
正確な時刻情報にとどまらず、多彩な情報を表示する画期的商品として話題を集め、デジタルクオーツウオッチの無限の可能性を示唆しました。なお、この商品は、世界一小さいテレビとして1984年のギネスブックに登録されました。
1982
- 製品
- 世界初
アラーム機能とストップウオッチ機能を備えた世界初のハイブリッド・ダイバーズウオッチを発売。

1982年に発売したこのダイバーズウオッチは、アラーム機能、クロノグラフ機能と二カ国語表記の便利な機能を備え、液晶表示を12時位置に傾斜して読みやすくした、アナログ+デジタルのハイブリッドウオッチ。
その信頼性と機能が認められ、1984~1986年に南極越冬隊国土地理院のスタッフが使用したほか、1988年には日中ネパール共同隊がエベレスト登頂に使用しました。
1983
- 製品
- 世界初
世界初の録音再生機能付き腕時計「ボイスノート」発売。

1973年に世界初の6桁表示デジタルウオッチを商品化して以来、時刻以外の情報も表示する腕時計、いわば「腕に着ける情報機器」の開発を進めたセイコーは、1983年、録音再生機能付きウオッチ「ボイスノート」を発売しました。最大8秒間(アナウンサーの読むニュース原稿で約50字に相当)の録音が可能な他、設定した時刻が来ると音声で用件を伝えたり、電話中のメモ代わりに使用するなどの使い方が出来ました。
1983
- 製品
- 世界初
世界初のアナログクオーツ クロノグラフ、スピードマスター発売。

5/100秒計測、30分計、スプリットタイム計測のストップウオッチ機能とタキメーターを備えた世界初のアナログクオーツ クロノグラフ。イタリアを代表するカー&インダストリアル・デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインで登場しました。
1983
- 製品
スピードマスター デジタルクロノグラフ発売。

1983年に発売されたジウジアーロのモデル中、もっとも有名なデジタルクロノグラフ。右に20度傾斜したドーム型の液晶デジタルディスプレイが斬新でした。機能も多彩で、ロータリースイッチが組み込まれたベゼルを回転させることで、ストップウオッチ、アラーム、タイマーのモード選択ができました。
1984
- 製品
- 世界初
世界初の腕時計型コンピュータ「腕コン」発売。

リアルタイムで動画を表示する機能を持つテレビウオッチを商品化したセイコーは、データの管理機能を搭載する腕時計「腕コン」を発売しました。この商品は、腕時計とキーボード部で構成され、2000字までの文字の記憶が可能で、電話帳や住所録として使用できるほか、1か月先までのスケジュールの記憶機能とスケジュールをアラーム音で知らせる機能も備えていました。
腕コンはリストコンピューターの先駆けとして話題となっただけでなく、「携帯用情報機器」時代の本格的な幕開けを告げる存在となりました。
1986
- 出来事
バーゼルフェアに初めて参加。

世界最大の時計・宝飾品の国際的な見本市として毎年春に開催されていた「バーゼルワールド(通称バーゼルフェア)」の歴史は古く、1917年に「スイス見本市バーゼル」が、時計・宝飾品を含む様々な品の展示を伴って開催されたことに始まり、その後、時計部門が独立して「スイス時計見本市」となったと言われています。
当初はスイス国内からの出店のみでしたが、その後ヨーロッパ域内のメーカーへと門戸が開かれ、1986年にはヨーロッパ以外からの出店が認められたため、セイコーもこの年に初めて出展しました。
1986
- 製品
- 世界初
世界で初めて、セラミック製の外胴を用いた飽和潜水仕様のプロフェッショナルダイバー1000m発売。

1975年に、世界で初めてチタン素材をケースに採用したダイバーズウオッチ(600m飽和水用防水仕様)を開発していたセイコーは、1986年、世界で初めてセラミック素材をケースの外胴(プロテクター)に用いて、世界最高レベルの気密性・水密性を持った飽和潜水仕様の深海潜水用ウオッチを商品化しました。
軽量で耐食性が高く、高い強度を持つセラミックとチタンを組み合わせています。
1987
- 出来事
第2回世界陸上競技選手権ローマ大会で公式計時を担当。

セイコーは第2回世界陸上競技選手権ローマ大会で公式計時を担当しました。以降、現在に至るまで公式計時を続けています。
第3回 1991年:東京
第4回 1993年:シュトゥットガルト
第5回 1995年:イェーテボリ
第6回 1997年:アテネ
第7回 1999年:セビリア
第8回 2001年:エドモントン
第9回 2003年:サン=ドニ
第10回 2005年:ヘルシンキ
第11回2007年:大阪
第12回 2009年:ベルリン
第13回 2011年:大邱
第14回 2013年:モスクワ
第15回 2015年:北京市
第16回 2017年:ロンドン
第17回 2019年:ドーハ
第18回 2022年:オレゴン
第19回 2023年:ブタペスト
第20回 2025年:東京
1988
- 製品
- 世界初
世界初の自動巻発電クオーツウオッチ「オートクオーツ」を発売。機構の名称は、のちにAGSからKINETICと変更。

クオーツウオッチの開発当初から、電池交換を不要にするための様々な開発を進めてきたセイコーは、1977年に太陽光を利用したソーラーウオッチを開発。1986年には、りゅうずを巻くことによって発電する手巻発電クオーツウオッチを商品化しました。
そして1988年には、腕の動きで時計内部の回転錘が回転し、その回転によって発電する自動巻発電機構を搭載したクオーツウオッチ「オートクオーツ」を2月にヨーロッパで、4月に日本国内で発売しました。
1990 - 1999

1990
- 製品
- 世界初
世界初のダイブテーブル機能、水深計付きウオッチ「スキューバマスター」発売。

時刻にとどまらず多彩な情報を表示するウオッチの開発を進めたセイコーは、エレクトロニクスの発展にともない、各種センサーによって物理量を計測・表示し、時と連動させて各種情報を活用できるウオッチを開発しました。
1990年に発売した「スキューバマスター」は、水深センサーと水分感知センサーを搭載することによって、安全なダイビングのために最も重要な「潜水時間と水深」に関するデータを自動的に計測、表示、記録し、さらに潜水中の危険防止指示を行なうこともできるダイバーズウオッチとして話題を呼びました。
1990
- 製品
- 世界初
世界初のページャー機能つきウオッチ「レセプター」をアメリカで実用化。

腕に着ける情報機器への開発を進めたセイコーは、世界で初めてページャー(移動体通信呼び出し。ポケットベル)機能の付いた腕時計「レセプター」をアメリカで実用化しました。これは、一般電話によって中継局経由でラジオ局に送られたメッセージ信号を受信する腕時計です。
受信の際にFM波を利用することから、正しい時間信号を受信して時計の時刻を自動修正する電波修正機能も搭載していました。ページャー通言技術にセイコーの培ってきた腕時計技術と情報機器技術が融合した画期的商品であり、通信機能つき腕時計の先駆けとなりました。
1991
- 出来事
第3回世界陸上競技選手権東京大会で公式計時を担当。

スリットビデオ、超音波風向風速計が導入されました。
1993
- 製品
第4回世界陸上競技選手権シュトゥットガルト大会で公式計時を担当。

ドイツのシュトゥットガルトで開催された第4回世界陸上競技選手権の公式計時を担当しました。以降、現在に至るまで公式計時を続けています。
1995
- 出来事
女性用の新シリーズ「ルキア」発売。

実用レディス時計の先駆けとして発売されたルキア。Lucid(輝く)、Unison(調和)、Keen(はつらつとした)、Intellectual(知的な)、Active(活動的な)という、この年代の女性を象徴する言葉から「LUKIA」という名前がつけられました。
働く女性にとっての使いやすさを考慮して、従来の女性用のウオッチよりも大ぶりでしっかりした作りのルキアは、発売後すぐに人気を博し、現在に至るまで数多くの女性の支持を得ています。
1995
- 製品
- 世界初
世界初の脈拍トレーニング専用リストコンピュータ「パルスグラフ」発売。

時刻以外の多彩な情報を表示するウオッチの開発を進めたセイコーは、エレクトロニクスの発展にともない、各種センサーによって物理量を計測・表示し、時と連動させて各種情報を活用できるウオッチを開発しました。
1995年に発売した「パルスグラフ」は、指に装着するセンサーで脈拍を計測し、グラフィック表示する世界初のリストコンピュータであり、脈拍を指標にして高い運動能力を効果的に引き出す脈拍トレーニングに活用されました。
1996
- 製品
ムーブメントの動きや彫金の繊細な模様を見て楽しめるスケルトン仕様のウオッチを発売。

1992年に、高級機械式時計の生産を再開したセイコーは、独創的な機械式時計の開発に注力しました。そして1996年、わずか1.98mmの薄さのムーブメントの地板や受けを削いでスケルトン(骨格)化し、てんぷや歯車の精緻な動きを目で見て楽しめる腕時計を発売しました。
このモデルには、「日本の伝統美」をテーマにデザインされたムーブメント全体に、菊の花や笹の葉、魚子(ななこ。魚の卵のような日本古来の彫り模様)を繊細で緻密に彫り込み、日本の高級時計ならではの独自の美を追求しました。
1996
- 製品
標準電波を自動受信して時刻を修正する電波修正時計を発売。

1996年、セイコーは標準電波を受信して時刻を修正する電波修正時計を発売しました。
当時、電波の出力も弱く、電波送信所も日本に茨城県の1か所のみだったため、電波送信所から半径500km以内(本州の約8割)の地域でのみでしか受信できませんでした。
1998
- 製品
2100年2月末までカレンダー修正が不要な「パーペチュアルカレンダー」を発売。

セイコーは自動巻発電クオーツによって、クオーツウオッチから電池交換を解消しましたが、一方、時刻修正、日付修正を長期にわたって解消するウオッチを商品化しました。それが1998年発売の「パーペチュアルカレンダー」です。年差±20秒の高精度で、10年間(女性用は5年間)もの長い電池寿命を実現し、さらに2100年2月末までカレンダー修正を不要にしました。
1998
- 製品
熱発電ウオッチ「サーミック」を発売。

1998年、セイコーは新たな腕時計の形として、腕に着けた時の体温と外気温との温度差によって発電してエネルギーにするクオーツウオッチ「サーミック」を発売しました。熱をエネルギーに変換して、フル充電で約10か月間駆動するサーミックは、電気エネルギーによって動くクオーツウオッチの宿命を様々な新しい時計の形に変換して表現する、セイコーの高い創造力と技術力を象徴したモデルの一つでした。
1999
- 製品
- 世界初
動力を機械式としながらも、制御にクオーツ式を採用した世界初のハイブリッドムーブメント「スプリングドライブ」機構を搭載した腕時計を発売。

腕時計の精度は、セイコーが商品化したクオーツウオッチによって飛躍的に向上しましたが、その一方でセイコーは、機械式時計の調速機構を、クオーツとICの制御に置き換える研究を始めていました。そして1999年、それが「スプリングドライブ」として結実しました。クオーツと同等の高精度を実現する機械式時計という、世界初で唯一無二の、セイコー独自の次世代の機械式時計が誕生したのです。
1999
- 製品
自動巻発電クオーツにストップウオッチ機能を備えた「キネティック クロノグラフ」を発売。

セイコーは、1999年、ストップウオッチ機能を備えた自動巻き発電クオーツ「キネティック クロノグラフ」を発売しました(海外では前年に発売)。このキネティック クロノグラフは、基本時計とストップウオッチの計測表示を全て独立して配置する独特のレイアウトを実現し、話題となりました。
また、ハートカムによってストップウオッチの針を瞬時に帰零させる機構や秒針の指示誤差を防ぐ機構、ムーブメント内部へのほこりの浸入や潤滑油の揮発を防ぐ構造などを盛り込み、クオーツ式クロノグラフの最高峰ともいえるものとなりました。
2000 - 2009

2000
- 製品
ナイトロックスダイビングに対応したダイビングコンピュータウオッチ「マリーンマスター ダイビングコンピュータ」を発売。

最高深度と潜水時間から計算するボックスダイビング仕様の「スキューバマスター」を1990年に発売してから10年、その仕様をさらに進化させ、潜水プロファイルを刻々と記録するマルチレベルダイビング仕様としたダイビングコンピュータウオッチを2000年に発売しました。
優れた視認性や充実したログデータメモリー機能を備えているだけでなく、注目されていた「ナイトロックスダイビング(酸素の混合割合を高めた空気ボンベを使用するダイビングシステム)」にもいち早く対応したダイビングコンピュータウオッチが誕生しました。
2004
- 出来事
雫石高級時計工房の設立。

東北・岩手に雫石高級時計工房を設立。部品製造から完成品の組立までを行い、高級メカニカルウオッチの一貫生産を行える国内有数の専門工房です。
2004
- 出来事
IEEE受賞

人々の生活を変えた歴史的偉業に贈られる、「IEEE(アイトリプルイー)マイルストーン賞」をクオーツアストロンが受賞。同じく受賞しているトランジスタやインターネットなどと肩を並べる偉大な発明品として認定されました。
2005
- 製品
- 世界初
アナログ式ソーラー電波時計として世界で初めて、世界3エリア(日・米・独)の標準電波が受信可能な「ワールドタイムソーラー電波時計」を発売。

アナログ式ソーラー電波時計として世界初となる、日本、アメリカ、ドイツの3エリアの標準電波を受信可能な電波時計「ワールドタイムソーラー電波時計」を発売しました。電波を受信しないエリアでも、簡単な操作でそのエリアの時刻に時差修正できるので、その端正なデザインとともに、国際派ビジネスマンに最適な電波時計となりました。
2005
- 製品
最先端技術を結集したカレンダー修正不要の高機能クオーツ「キネティック パーペチュアル」を発売。

セイコー独自の自動巻発電クオーツ「キネティック」に、2100年までカレンダー修正が不要なパーペチュアルカレンダー機能が備わった「キネティック パーペチュアル」を発売しました。使わない時には時計自らが針を止めて電力消費を抑え、再び使い出すと針が現在時刻に復帰する「オートリレー機能」も備えています。12時位置に大きく配置された日付表示をはじめとする多彩なカレンダー表示もこの商品ならではの特徴です。
2006
- 製品
- 世界初
世界初のマイクロカプセル型電子インク技術を応用した腕時計「スペクトラム」を発売。

当時、最先端の電子インク技術であるマイクロカプセル型電子インクによる表示体を持った世界初の腕時計「スペクトラム」を限定発売しました。電子インクを時計の表示体に採用することによって、従来の液晶表示よりも格段にはっきりしたコントラストや広い視野角を実現するとともに、表示内容の自由度も広がりました。
また、表示部分を曲げられるという自由さもあるので、このようなバングル状の近未来的なフォルムにすることも可能となりました。2006年ジュネーブ時計グランプリ(Grand Prix d‘Horlogerie de Genève)電子時計部門賞を受賞。
2010 - 2019

2010
- 製品
- 世界初
世界初、宇宙で使用するために開発設計した「スペースウォーク」を発売。

世界で初めて宇宙で使用するために開発設計し、その高い性能が宇宙空間で実証されたウオッチ<セイコー スプリングドライブ スペースウォーク>と同じ仕様の記念限定モデル。ケース本体には軽量で強度の高い素材「ブライトチタン」を用い、宇宙空間で起こる急激な温度変化に耐えうる、新たに開発された特殊な素材のパッキンを採用することで高い気密性を実現しました。2010年度ジュネーブ時計グランプリ(Grand Prix d‘Horlogerie de Genève)スポーツウオッチ部門賞受賞。
2010
- 製品
- 世界初
世界初アクティブマトリクスEPD方式によるソーラー電波デジタルウオッチを発売。

通常のデジタルウオッチに対し約3倍の高精細(300dpi)表示による自由なデジタル表現と、広い視野角で視認性を向上させながら、消費電力を抑え、外部の充電器等を必要としない腕時計。約7万2千個のドットによる表現力豊かな書体や4階調の奥行きのあるグラフィック表現を駆使することで、デジタルウオッチとしての情報表現を飛躍的に進化させ、利便性を向上させました。
2012
- 製品
- 世界初
世界初のGPSソーラーウオッチ「セイコー アストロン」を発売。

セイコーは、世界初、全タイムゾーンに対応したGPSソーラーウオッチ<セイコー アストロン>を発売しました。 「世界中のどこにいてもすばやく現在地の正確な時刻を表示し」、「光がある限り止まらない」という究極の実用機能を備え、1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツ腕時計に次ぐ第二の革命ともいえる腕時計です。 <セイコー アストロン>は、GPS衛星のシグナルをキャッチすると、秒針が回って捉えた衛星の数を示し、受信の状況を目でみて確かめることができます。それは2万キロ上空のGPS衛星とのつながりを腕の上で体感する特別な一瞬です。そんなワクワクする瞬間をユーザーに提供する技術を、私たちはエモーショナルテクノロジーと呼び、実用性とともに腕時計に不可欠な価値として追及しています。
2013
- 出来事
セイコー腕時計100周年。

2013年はセイコーが日本で初めて国産腕時計を発売してから100周年を迎えました。
2013
- 製品
セイコー腕時計100周年記念モデルとして創業者服部金太郎の名を初めて冠した特別限定モデルを発売。

セイコー腕時計100周年を記念し、セイコー アストロンから始めて創業者服部金太郎の名を冠した限定モデルが発売されました。
2014
- 製品
セイコー アストロンから、クロノグラフ搭載の第二世代“8Xシリーズ”が登場。

基本性能に関わる基幹部品(GPSモジュール、電源システム、アンテナなど)を新規開発し、腕時計全体で約4割の省エネルギー化と、ウオッチヘッドの体積で約30%という大幅なサイズダウンを達成しました。また、ダイヤルカラーについても多彩なバリエーションが可能になりました。
2017
- 出来事
グランドセイコーが独立ブランドへ。

グランドセイコーは1960年の誕生以来「セイコーの最高峰」として進化を続けてきました。そして2017年、グランドセイコーはセイコーとは異なる別の高みを目指し、独立したブランドとして第二の創生をスタートしました。 独立化に伴いすべてのグランドセイコーに、セイコーではなく「Grand Seiko」のロゴが冠されることになりました。
グランドセイコーの歴史はこちら
2019
- 出来事
クレドールが誕生45周年を機に独立ブランドへ。

高級ドレスウオッチ<クレドール>は2019年ブランド誕生45周年を迎えました。この機にクレドールはセイコーブランドから独立し、2017年に独立したグランドセイコーに続く二つ目の柱として、ラグジュアリーブランドの強化をはかることになりました。
クレドールの歴史はこちら
2019
- 出来事
セイコー プロスペックスがジュネーブ時計グランプリにおいて2年連続で部門賞を受賞。

本格スポーツウオッチブランド<セイコー プロスペックス>のハイエンドコレクション「LX(ルクス)ライン」の SBDB027が2019年度ジュネーブ時計グランプリ(Grand Prix d‘Horlogerie de Genève)において「ダイバーズウオッチ」部門賞(Diver’s Watch Prize)を受賞。 プロスペックスブランドとしては、2018年度の「マリーンマスター プロフェッショナル 1968 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」の「スポーツ」ウオッチ部門賞に続き2年連続受賞を達成しました。
2020 -

2020
- 出来事
セイコー アストロンから、創業者 服部金太郎の生誕160周年を記念する限定モデルを発売。

セイコーの創業者である服部金太郎の生誕160周年を記念する数量限定モデルをセイコーアストロンより発売。
創業者を記念するモデルにふさわしい威厳ある堂々とした佇まいをイメージした「黒」と「金」を基調とし、ベゼルには硬く、耐擦傷性に優れたジルコニアセラミックスを採用し、160周年にちなんだ16面カットが施されています。
2021
- 出来事
セイコー創業140周年。

セイコーは、1881年の創業以来「常に時代の一歩先を行く」という創業者の信条を貫き、革新を続けてきました。
この創業からの思いと、「お客さまの感性に訴えたい」という新たな思いを込め、わかりやすく表現した企業スローガン「時代とハートを動かす」を制定しました。
2021
- 製品
セイコー プロスペックスから「SPEEDTIMER」が発売。

1960年代のセイコークロノグラフ開発史の象徴である「SPEEDTIMER」の名を受け継ぎ、長年培ってきた、セイコーの“正確な時を計る”DNAを結集した、新生「SPEEDTIMER」が2021年に登場しました。
2022
- 製品
キングセイコー復活。

1961年に誕生し当時の国産高級時計市場を牽引した<キングセイコー>が2022年に復活。
ブランド復活にあたり、開発の土台として採用した“KSK”と呼ばれる2代目キングセイコーは、1961年に発売された初代モデルには無かった防水性能や、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規正装置を備え、実用的な進化が高く評価されました。無駄のないダイヤルレイアウト、エッジを際立たせたシャープなケーススタイリングやボックス型のガラス形状など、キングセイコーデザインのオリジナリティを確立したモデルともいえます。
2024
- 出来事
SEIKOブランド誕生100周年。

セイコーは、1881年に服部時計店として創業して以来「常に時代の一歩先を行く」という創業者の服部金太郎の信条を貫き、革新を続けてきました。その歩みの中で、1924年に初めてSEIKOの名を冠した腕時計を発売し、2024年にSEIKOブランド誕生100周年を迎えました。