2021年は私の曽祖父、服部金太郎がセイコーを創業して140周年を迎えます。このときを我々は長い歴史に向き合い、創業者金太郎と先人たちの残した足跡を振り返り、将来へとつなげる機会にしたいと思います。

金太郎は1934年に他界するまで会社を率い、「東洋の時計王」と呼ばれるまでになりました。良質で正確な時計を製造する会社をつくり、苦難の時も挑戦の心を忘れず、セイコーをデザイン・設計から部品製造まで行う一貫生産体制を持つ日本を代表する時計会社へと導きました。しかし、彼が遺してくれた何よりも大切なものは、お客様を中心とするステークホルダーを大事にし、社会から信頼される会社であれというセイコーの企業理念です。

彼の精神は彼の言葉にも表れています。セイコーは「常に時代の一歩先を行く」のであり、教訓としてよく話していたのは、ことを進めるには「急がず、休まず」続けることであると。その言葉は今でも私たちの心に響き、このような厳しい時代の課題に立ち向かい、より良い未来を築くために、私自身はもとよりセイコーグループの全社員に勇気を与え続けてくれています。

金太郎は、近年の私たちの成果と2021年の計画を誇りに思うことでしょう。本日ご紹介するコレクションは、金太郎の理念に沿ったものであり、グランドセイコーとセイコーの新しい時代の幕開けとなるものであることを確信しています。






セイコーウオッチ株式会社
代表取締役会長 兼 CEO
服部 真二

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