2012年3月07日
トピックス

セイコー - 「新時代」の幕開け

 セイコーは「革新と洗練」のブランドヴィジョンのもと、「メカニカル」「クオーツ」に加え、「キネティック」「スプリングドライブ」という2つの独自の駆動機構を持ち、その全てで商品を展開する世界で唯一の時計会社です。 特に「クオーツ」は1969年に世界ではじめて商品化したセイコーの代名詞のような商品と言えます。日本から世界へと、クオーツウオッチは急速に普及し、進化しました。現在世界で製造されている腕時計の約98%はクオーツです。そして、今年ここバーゼルワールドでセイコーはまたひとつ「世界初」の商品を発表いたします。

 時差のある2国間を旅した経験のある方は誰でも、時刻合わせの手間を軽減できないものかと思ったことがおありかと思います。セイコーはグループ内の技術を結集し、現在地の時刻に手軽に合わすことができ、さらに、現在実現可能な最高レベルの精度に自動修正する新モデルを実現しました。それが、GPS機能を搭載した世界初のアナログ式ソーラーウオッチです。 これはクオーツがもたらしたのと同規模の新しいベネフィットを提供し、新時代の幕開けを飾るものと自負しております。 それ故、初代クオーツと同じく<セイコー アストロン>というネーミングをいたしました。ぜひご期待頂きたいと思います。

 また、2010年から本格化した<グランド セイコー>の海外展開も順調に拡大してきております。 今年は、メカニカルで業界最高レベルの精度を誇る<グランド セイコー規格>の更に上を行く数量限定の「特別調製品」の10振動モデルをバーゼルワールドにおいて発表いたします。 GMTモデル発売10周年記念モデルと合わせて、グランドセイコーのラインアップも強力に充実させました。

 変化のスピードが速い激動の時代が続いておりますが、セイコーは変化への迅速な対応と、これからも守っていくべき伝統の両方を大切にして、時代が求める商品を作り続けて参ります。


セイコーウオッチ株式会社
代表取締役社長
服部 真二

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