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3月29日初めて踏んだメジャーという舞台。

やっぱり緊張はしたのと、小さい頃から目指していた場所だったので、ワクワクもしていましたね。早く試合したいなっていう。

4月1日初登板マウンドの感触は?

ピッチャーの方がより緊張するというか、試合を壊してしまう可能性もありますし。そういう意味では2イニング3イニング投げてみないと分からない所がある。4イニングを超えた段階では来てよかったなという気持ちが強かったかなと思います。

オープン戦での不調、そして調整。

自分の思う様なプレーは出来ていなかったし、させてもらえなかったです。悔しいなというのはもちろんあったんですが、そこも楽しかったですね。レベルの高い場所に来て、最初から結果が出るとも思っていなかったですし、超えていけるものが舞台としてあるということを実感して、来てよかったと思いました。シーズンに入っても結果がいい時悪い時ありましたけど、全体的にはすごく楽しめて終えることが出来ましたね。

シーズンの直前に打撃フォームを変えましたが、怖さは?

怖さはなかったです。もちろん、結果がちょっと出ているのであれば「フォームを変えずにやり続ける」という選択もありましたが、これでもかというくらい結果が出なかったので、フォームを変える事に自分の中で迷いはなかったです。今までもそうでしたけど、同じ形でずっと、やってきた訳ではないのでより良くなる為に変わっていけるのはいいことじゃないかなと思っています。

シーズンに入って。心境やコンディションの変化。

最初から最後までその日に出た課題を次の日にクリアできるようにやってきたので、「ホームラン打った。よかった」「打てなかった。悪かった」というのはあんまりなかったですね。結果が悪かったら次打つためにどう直そうかと考えていましたし、打った日でもよくない部分は少なからずあるので、良いところは次に繋げて継続していくのが大変という事がシーズン中は多かったかなと思います。

日本のプロからメジャーに来て感じた違いは?

もともとメジャーでのプレーをイメージはしていましたけど、行ってやるのと、イメージでやるのとでは全然違うなと思いました。今まで日本で野球をやってきて、プロ野球は5年。そこで培った物とか、自分でも自信を持っていましたし、そのままでも大丈夫なんじゃないかなと思っていた所はあったんですけど、へし折られたというか。よりいい方向に成長していかないとついていけないというのは、1年間感じましたし、今年やったことを来年やれば同じ成績が出るかといったら全くそうではなくて。悪くなる可能性の方が高いと思っています。もっとレベルを上げていかないと、成績という意味では、現状を超えるものは中々出せないと思っています。

二刀流の戦い方。

投手をやっている時は「どういう風に抑えるか」を考えていて、打者の自分ならこうするというのは、あまりないですね。シチュエーションによってパターンもあるので、投手では個人の感情が役に立ってこないことの方が多いです。ただ打席になるとちょっと違う。「僕が投手ならこうする」とか、「こういう組み立てをしてくる」というのを考えながら打席に立つことができるのは、かなりプラスじゃないかなと思います。捕手がこうだからとかも、プレーにはだいぶ役に立っていますね。

新人王の獲得。

僕よりも周りの人の方が、喜んでくれたましたね。僕は何もなくというか。来年に向けて頑張りたいなという気持ちの方が大きかったです。でもファイターズ在籍時もそうですし、お世話になった人や、応援してくれる人にとっては、形に残るものを受賞することが出来たのはすごくよかったかなと思っています。

ファンの姿と声援。

嬉しいですね。アナハイムまで来てくれるというのは、僕だったら行ける距離ではないので。中々難しいと思うんですけど。それでも最初から最後まで、日本の方にはけっこう来てもらっていたので、もうすごく嬉しいなと思います。

時差、移動、メジャーという環境。

メジャーに行く前に試合地までの「移動時間は長いし、日本より試合数も多いので、より過密な日程の中で動かないといけない」ということを言われていたんですけど、実際行ってみると、飛行機もチームの持ち物ですし、空港も受付がないので、メジャーの方がいろいろと楽でしたね。さすがに東海岸に行って、時差が3時間を超えてくると、なんとなく眠いとか、体動かないかなと思うことはあります。2時間ぐらいだとあまり変わらないですが、起きるタイミングとかはちょっとしんどかったりしますね。ただ、動き始めればあまり変わらないとも思いますね。

アメリカに来て自身の中で変わった事とは?

日本にいた時は何かを変えることもなく、自分がやれることをしっかりやっていれば大丈夫というか、結果が出てくるというのが分かっていたので、それをとことんやっていたという感じですね。でも、メジャーでは自分よりも圧倒的にレベルの高い選手が周りにいる中で、どうやればいいのかっていうのが分からなくなったりするので、それをより探すようにはなったかなと思います。実践して悪い方向に行っても、それはそれで良しと思えるようにもなりました。

ケガ、そして決断。

怪我を肯定するつもりはないので、もちろんよくないことですし、それをしないように毎日毎日ケアもしています。野球を始めてから今日まで、上手くなる為にとか、怪我をしない為の時間の使い方はしてきたつもりなので、「もっとああすればよかったな」とか「もっとこうすればよかったな」っていうのも特にないです。「怪我をした」その事実に落ち込んだりはしましたけど、今の所はすんなり受け入れられていますし、もっとよくなる為にリハビリも頑張っていこうかなと。

打者に専念する来シーズン。

だんだん出来るトレーニングも増えてきています。来シーズンはバッターとしてチームに貢献するしかないので、そこでしっかりと結果を出したいなと思っています。ピッチャーをやっていてもバッターに活きる事もありますし、打席の中で、投手の見え方というのもあるので、来年、打者として1年間通して感じたことを、再来年もしかして投手で復帰する時に、何かヒントに出来ることもあるんじゃないかなと思う。1年間打者としてだけ出続ける難しさというのも実感できるんじゃないかなって思っています。

そして、これから。

1年結果を出したぐらいでは分かった様なことは言えないので。2年、3年、5年、10年やらないと分からないと思いますし、これから先の方がすごく大事だと思っています。来年一番の目標はワールドシリーズで優勝したい、優勝リングが欲しい。僕自身は自分の役割を全うするしかないので、それがしっかり出来れば必ず優勝に近づくかなと。

2018年12月17日

今年の目標は? ワールドシリーズ優勝。今年の目標は? ワールドシリーズ優勝。