装う時計 美の探求レディスウオッチ

時計は時を伝える道具である一方、装飾品としての側面もあります。セイコーは早くから女性のためにリングウオッチやペンダントウオッチなど装飾性の高い時計を提供していました。もちろん腕時計においても同様です。セイコーのアーカイブモデルには現代においても新鮮な印象を受けるレディスウオッチが多く残されています。

たとえば1964年に登場した「ホワイト」。当時は革ストラップが主流だったため、ケース、ダイヤル、ブレスレットをホワイト(シルバー色)でまとめたこのモデルは、繊細なデザインとあいまって多くの人に愛されました。

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WHITE

WHITE 画像
1964年

ホワイト

ケース、ダイヤル、ブレスレットを統一感あるホワイト(シルバー色)でまとめたデザイン。特にアーモンド型のケースは日本と英国で人気を獲得。繊細なケースデザインも特徴です。

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LASSALE

LASSALE 画像
1980年

ラサール

高級ラインの「ラサール」は、海外での人気を受けて日本でも販売。ブレスレット部分の色つきミネラルガラスには、複雑なカットが施されています。写真は1984年の女性用モデル。

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TISSE

TISSE 画像
1984年

ティセ

アクセサリー感覚で着ける時計の進化版。極小ムーブメントの開発により、さらに繊細なフォルムを実現。ジャストではなくルーズフィットという着用スタイルを生み出しました。

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NOIE

NOIE 画像
1994年

ノイエ

ケースの柔らかな丸みが優美な「ノイエ」。オリジナルフォントのアラビア数字や鮮やかなレザーストラップなど、随所にこだわりのあるデザインによって人気を博しました。

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WHITE

WHITE 画像
1964年

ホワイト

ケース、ダイヤル、ブレスレットを統一感あるホワイト(シルバー色)でまとめたデザイン。特にアーモンド型のケースは日本と英国で人気を獲得。繊細なケースデザインも特徴です。

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LASSALE

LASSALE 画像
1980年

ラサール

高級ラインの「ラサール」は、海外での人気を受けて日本でも販売。ブレスレット部分の色つきミネラルガラスには、複雑なカットが施されています。写真は1984年の女性用モデル。

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TISSE

TISSE 画像
1984年

ティセ

アクセサリー感覚で着ける時計の進化版。極小ムーブメントの開発により、さらに繊細なフォルムを実現。ジャストではなくルーズフィットという着用スタイルを生み出しました。

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NOIE

NOIE 画像
1994年

ノイエ

ケースの柔らかな丸みが優美な「ノイエ」。オリジナルフォントのアラビア数字や鮮やかなレザーストラップなど、随所にこだわりのあるデザインによって人気を博しました。

1980年代に入ると、極小のクオーツムーブメントの恩恵で、繊細でアクセサリー感覚の時計が続々登場します。カラーガラスを使ったブレスレットが特徴の「ラサール」や、ルーズフィットという着用スタイルを提案した「ティセ」は、その好例です。さらにこの年代ではモード系ファッションが台頭。より個性的かつ大胆なデザインが求められるなか、セイコーは左右非対称の「リボリ」を打ち出し、欧州で多くのファンを獲得しました。

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RIVOLI

RIVOLI 画像
1986年

リボリ

ファッションの多様化が進んだ1980年代に生まれた「リボリ」。パリの“リボリ通り”からその名を取ったシリーズです。非対称ながらバランスの取れたデザインに注目が集まりました。

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LUKIA

LUKIA 画像
1995年

ルキア

自分らしく生きるための実用ウオッチのパイオニアとして誕生した「ルキア」。たしかなテクノロジーと上質なデザインで、美しく生きる女性と共に歩んできました。

そして、1995年になると、いよいよ「ルキア」が登場。フェミニンな要素を持ちながら、上質なデザインと高い機能性を備えたこのモデルは、以後、社会で活躍する女性たちの定番実用ウオッチとなっていくのです。

ライフスタイルやファッションのトレンドの変化を見極めながら、セイコーはこれからも多様な美意識に寄り添う時計を追求し続けていきます。

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VIVACE

VIVACE 画像
1996年

ヴィヴァーチェ

“生き生きした”を意味するイタリア語に由来する「ヴィヴァーチェ」。20~30代の活動的な女性をターゲットとし、海外を中心に展開したシリーズです。初代モデルは独特の丸みが特徴。

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SEIKO M

SEIKO M 画像
2007年

セイコー M

女性を冒険へと誘う、スタイリッシュスポーティーウオッチ「セイコー M」。大人の女性のための、ファッション性と堅牢性を兼ね備えたレディスウオッチです。

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LUKIA

LUKIA 画像
1995年

ルキア

自分らしく生きるための実用ウオッチのパイオニアとして誕生した「ルキア」。たしかなテクノロジーと上質なデザインで、美しく生きる女性と共に歩んできました。

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VIVACE

VIVACE 画像
1996年

ヴィヴァーチェ

“生き生きした”を意味するイタリア語に由来する「ヴィヴァーチェ」。20~30代の活動的な女性をターゲットとし、海外を中心に展開したシリーズです。初代モデルは独特の丸みが特徴。

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SEIKO M

SEIKO M 画像
2007年

セイコー M

女性を冒険へと誘う、スタイリッシュスポーティーウオッチ「セイコー M」。大人の女性のための、ファッション性と堅牢性を兼ね備えたレディスウオッチです。

侘び寂びの「美」。
日本の伝統工芸を
日常に

日本の伝統工芸を代表する名工の技とセイコーの技術を融合させることで、美しいドレスウオッチや、華やかな高級腕時計などを発表してきたセイコー。その中で1913年にセイコーが世に送り出した国産初の腕時計「ローレル」に採用された琺瑯(ほうろう)ダイヤルは今なお色褪せず、その美しさは現代のモデルでも愛されています。メイドインジャパンの誇りを持ち、伝統技法を駆使して作られたダイヤルが特徴のセイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ。このシリーズには漆ダイヤル、そして有田焼ダイヤルや七宝ダイヤルを採用した腕時計もラインアップされています。

ローレル誕生110周年となる2023年に、クラフツマンシップシリーズから4本の限定モデルが登場しました。ローマ数字とバーインデックスを交互に配した個性的なダイヤルには名工の高度な技が反映されています。腕に心地良くなじむシンプルなケース造形など、セイコーの時計づくりの歴史に基づく使い心地とクラシカルな味わいを大切にしています。

SARD019 小画像 漆
SARW069 小画像 七宝
SARW067 小画像 有田焼
SARD017 小画像 琺瑯
SARD019 大画像 漆
2023年

セイコー プレザージュ
クラフツマンシップシリーズ
SARD019

深い色合いを実現する漆ダイヤル。今作では漆の艶やかな色彩に金色のアクセントを加え、藩政時代の面影が残る金沢の優美な街並みをオマージュしています。キャリバー6R24搭載。

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漆独特の
艶やかな赤茶色の色彩

清瀬一光師に師事し金沢に伝わる伝統工芸「加賀蒔絵」を修得後、世界に類を見ない細密な技法を生み出した漆芸家の田村一舟(たむら いっしゅう)氏。本モデルの漆ダイヤルは彼が監修したものです。金属と漆を直接結びつける革新的な製造手法と、平滑面を生み出す古来伝承の技を組み合わせており、何十回も塗りと研ぎを繰り返すことで、特有の美意識が育む金沢の美しい街並みを、漆独特の艶やかな赤茶色の色彩で表現しています。

清瀬一光師 田村一舟(たむら いっしゅう)氏 画像
SARW069 大画像 七宝
2023年

セイコー プレザージュ
クラフツマンシップシリーズ
SARW069

美しい釉薬越しに波が煌めく様をイメージさせるダイヤルは、海へのオマージュを表現しています。ムーブメントは、キャリバー6R27を搭載。

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七宝で海の色彩と
透明感を表現

神秘的なブルーダイヤルは、尾張七宝の老舗「安藤七宝店」にて、尾張七宝の技法の根幹である「釉薬差し」という重要な工程を担う施釉師の道を邁進する、戸谷 航(とたに わたる)氏が手がけたものです。鉛を含まない独自の釉薬を用いて約800℃で複数回焼成を繰り返した後、精密な研磨加工で、海の色彩と透明感を表現しています。本作の七宝は、海を越えて伝来し、独自の進化を遂げた日本を代表する伝統工芸の1つです。

「安藤七宝店」戸谷 航(とたに わたる)氏 画像
SARW067 大画像 有田焼
2023年

セイコー プレザージュ
クラフツマンシップシリーズ
SARW067

400年の歴史を持つ、日本初の磁器である有田焼をダイヤルに。磁器ならではの立体形状とガラス質の釉薬が合わさり、独特の造形美を生み出しています。キャリバー6R27搭載。

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磁器特有の立体感と
艶やかな色彩

日本初の磁器が誕生した佐賀県有田町の泉山磁石場の情景を、磁器特有の色彩と立体形状で表現。腕時計に求められる耐久性のため、従来の4倍以上の強度を持つ強化磁器素材を用い、鋳型による鋳込み工程を経て1300℃の高温で焼成。難易度の高い工程を監修したのは、創業190年の老舗「しん窯」に所属する陶工、橋口 博之(はしぐち ひろゆき)氏。数々の賞を受賞し、1996年には伊万里・有田焼下絵付伝統工芸士に認定されました。

「しん窯」橋口 博之(はしぐち ひろゆき)氏 画像
SARD017 大画像 琺瑯
2023年

セイコー プレザージュ
クラフツマンシップシリーズ
SARD017

塗装面の厚さ0.01mm刻みの仕上がりを見抜く眼力を持つ匠が、ダイヤル表面に丁寧に琺瑯を施しています。琺瑯でしか表現できない独特の光沢と質感が特徴です。キャリバー6R24搭載。

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セイコー腕時計の
始まりを復刻

鉄系材料のダイヤルに粘土・純水・ガラスなどからなる釉薬を塗布し、高温で焼成する琺瑯は、調理器具に用いられるほど耐久性に優れ、美しさが色褪せないことが特徴。国産初の腕時計「ローレル」もダイヤルに琺瑯を用いていました。本作のダイヤルは、富士琺瑯工業株式会社つくば工場において技術顧問を務める横澤 満(よこさわ みつる)氏が丁寧に手作業で焼き上げたもの。瑞々しい光沢と色褪せない美しさを世に送り出しています。

富士琺瑯工業株式会社 横澤 満(よこさわ みつる)氏 画像

日本の美 日本の奇

歌舞伎の語源は、傾(かぶ)く。見るものを楽しませようと、流行の最先端を行く斬新かつ奇抜な扮装で舞い踊ったことから、こう呼ばれるようになったそうです。

セイコーは、日本の伝統工芸を取り入れた美しいダイヤルの腕時計を製造する一方、アバンギャルドなルックスのモデルもリリースしてきました。その根底にあるのは、日本らしい美意識であり、傾(かぶ)いたセンス。たとえば2009年にセイコーが初めて全世界の高級時計市場に向けて同時発売した「セイコー ブライツ アナンタ」では日本刀をデザインコンセプトに、独自のスプリングドライブムーブメントを載せた、これぞ日本でしか作り得ない美麗なクロノグラフのスタイルで存在感を発揮しました。

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日本刀が
デザインコンセプト

2009年、セイコーは全世界の高級時計市場に向けて男性用の腕時計シリーズを初めて同時発売します。その「セイコー ブライツ アナンタ」がデザインコンセプトとしたのは、長い歴史の中で、武器として生まれながらも芸術の域にまで進化してきた日本刀。裏ぶたからかん足へと繋がる長くて美しい曲面はまさに日本刀の刃先のようで、ザラツ研磨による歪みのない鏡面と相まって、独特の研ぎ澄まされた雰囲気を醸成していました。

2009年

セイコー ブライツ アナンタ

デザインの随所に日本刀のイメージを投影しています。写真はクロノグラフ付きのスプリングドライブ、キャリバー5R86を搭載したモデル。

独立多眼式の「キネティック クロノグラフ」やバングル形状の「セイコー スペクトラム」でも、日本のオリジナリティとハイテクを融合。これらもクールジャパンな名作として世界中の時計ファンに語り継がれています。今後もセイコーは日本らしい感性で既存の概念にとらわれない時計を作り続けていきます。

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型破りな
独立多眼式

時刻表示ダイヤルとストップウオッチのダイヤルを完全に独立して配置する「独立多眼式」というスタイルを打ち出した「キネティック クロノグラフ」。腕時計本体の動きで自動的に発電および充電を行い、クオーツムーブメントを駆動させるセイコー独自の機構、キネティックで作られた最初のクロノグラフです。そのハイテク感をエッジの効いた近未来的デザインでわかりやすく表現したことで、話題を呼びました。

1999年

キネティック
クロノグラフ

針を瞬時に帰零させる機能や秒針の指示誤差を防ぐ機能、ムーブメントの潤滑油の揮発を防ぐ構造なども盛り込み、当時のセイコー クロノグラフとして最高峰と言える仕上がりでした。

キネティック クロノグラフ 画像

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バングル形状の
ディスプレイ

グイッと大きく曲がった大型曲面ディスプレイは、当時、最先端の電子インク技術によって実現されました。従来の液晶ディスプレイと比べて格段にはっきりしたコントラストや広い視野角を持ち、なおかつ表示部分を曲げられる自由さも備えることなどに着目し、いち早くセイコーは斬新なバングルスタイルの腕時計をリリースしたのです。なおこの「セイコー スペクトラム」は2006年のジュネーブ時計グランプリ電子時計部門賞も受賞しています。

2006年

セイコー スペクトラム

マイクロカプセル型電子インクによる表示体を持った世界初の腕時計。グラフィックアートのような時刻表示も可能でした。全く新しいスタイルの未来型のリストウオッチとして絶賛されました。

セイコー スペクトラム 画像 セイコー スペクトラム 画像

ムーブメントを
知ると
もっと楽しい!

腕時計の心臓部であるムーブメントを自社開発・製造できるメーカーは世界でも、ごくわずか。セイコーはムーブメントの開発と製造を自社で行うマニュファクチュールであり、「メカニカル」「クオーツ」「スプリングドライブ」などのムーブメントの全てが自社製です。しかもどれも独自の高度な技術が満載。クオーツは1969年にセイコーが世界に先駆けて世に送り出したものであり、メカニカルとクオーツの長所を併せ持つ第3の機構「スプリングドライブ」も1999年にセイコーが作り出したものです。メカニカルも含めて、独自の思想で精度・機能とも磨き抜いています。

ここではそうしたセイコームーブメントの代表作を紹介。“中身”について深く知れば、セイコーの腕時計を手にしたときの愛着も一層増すことでしょう。

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先人の知恵と技術が凝縮
「メカニカル」

8R46 画像 8R46 画像

ぜんまいを動力源として針を動かす機械式腕時計は、時計の原点である駆動機構です。衝撃や振動からムーブメントの部品を守るダイヤショック、巻き上げ効率に優れたマジックレバー方式などセイコー独自の技術を備えています。そのメカニカルムーブメントの花形であるクロノグラフ。セイコーは、世界初の垂直クラッチを搭載した自動巻クロノグラフを世に送り出し、世界に技術力を知らしめました。その設計思想を受け継ぐキャリバー8R46にも、垂直クラッチ、コラムホイール、三叉ハンマーなどセイコー独自のノウハウが随所にちりばめられています。

8R46

垂直クラッチ及びコラムホイールを搭載。またセイコー独自の三叉ハンマーは、クロノグラフ針の瞬時帰零を確実に行い、耐久性やメンテナンス性にも優れたセイコーの独自技術です。

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世界を変えた
高精度
「クオーツ」

7C46 画像

1969年には、独自に開発した「音叉型水晶振動子」や「オープン型ステップモーター」を搭載した、世界初のクオーツ腕時計を発売して時計界に衝撃を与えたセイコー。クオーツ腕時計は従来の機械式腕時計と比べて100倍以上の精度を実現しました。セイコーはこれらの特許を公開し、現在もクオーツ腕時計の世界標準となっています。その後も数々の技術を革新し、高水準のクオーツ腕時計を数多く生み出しています。

7C46

「1978 クオーツダイバーズ」に搭載されたキャリバー7549の進化版となるキャリバー7C46。耐衝撃性に加え長寿命化及び、エンジニアリング・プラスチックの採用にて軽量化まで実現しています。

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メカとクオーツの
いいとこどり
「スプリングドライブ」

5R65 画像

唯一無二の革新的ムーブメントであるスプリングドライブを、1999年に作り出したセイコー。機械式腕時計に用いられるぜんまいを動力源としつつ、クオーツ式腕時計の制御システムである水晶振動子からの信号を利用し、優れた精度を実現させた独自の機構です。見た目の特徴として見逃せないのが秒針の動き。電磁ブレーキならではのスムーズで流れるようなスイープ運針は、他の機構にはないもの。非常に静かであるのも特徴のひとつです。

5R65

プロスペックスやブライツ アナンタなどに搭載されてきたキャリバー5R65。パワーリザーブは約72時間、精度は平均月差±15秒という信頼性の高いスペック。

ソーラー技術と精度への探求

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ソーラー電波 画像

ソーラー電波

光エネルギーを動力としつつ、電波を受信し正確な時刻に自動修正するソーラー電波時計。10万年に1秒という高精度を実現し、2099年までのフルオートカレンダー機能を搭載しています。

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GPSソーラー 画像

GPSソーラー

光エネルギーを動力としつつ、地球の20,000km上空を周回するGPS衛星の信号を獲得することで、地球上のどこにいても緯度・経度・高度を特定し、全世界のタイムゾーンに対応してすばやく正確な時刻を表示します。

海を越えて愛される
SEIKOコレクション

こんな個性的なモデル、見たことない!と驚かれる人もいるかもしれません。これらはセイコーが主に海外に向けて展開したもの。すでにさまざまなデザインバリエーションの腕時計をラインアップに加えていたセイコーですが、さらなるステージアップを狙い、先進的な機構をスタイリングによってアピールする、幅広いデザインのモデルを多彩にリリースしていました。

モータースポーツやマリンスポーツのファンに向けてビビッドなカラーを多用したスポーツウオッチや、クラシックをベースにモダンな機能美を表現したカレンダーモデル、そして世界的な時計デザイナーが手掛けた近未来的デザインのモデルなど、今見ても新鮮に映ります。こうした挑戦によりセイコーの開発力はさらに高まり、ファン層もぐっと拡大していったのです。

  • Sportura 画像

    62

    Sportura

    モータースポーツの
    コアなファンに向けて

    セイコーが得意とするスポーティーな機能性を、ルックスの面からも強くアピールした「Spotura」。F1を筆頭とするモータースポーツの主なファンをおもなターゲットとしたシリーズです。“All-star Chronograph”をコンセプトに、先進的でテクニカルな外装をミックスさせたクロノグラフがコレクションの中心。スピード感や高機能、タフネスなどの要素を体現したデザインが受け入れられ、人気を博しました。

  • Seiko Premier 画像

    63

    Seiko Premier

    クラシカルモダンな
    新時代のドレスウオッチ

    クラシックなデザイン要素をモダンな感性で表現した「Seiko Premier」。個性を重視するドレスウオッチの愛好者に向けたシリーズです。“Classic Inspiration. Modern Expression”をテーマとし、ドレスウオッチの伝統を踏まえつつ、モダンに進化させたデザインが最大の特徴。その代表的なモデルが写真のキネティック パーペチュアルです。ビッグデイトや多彩なカレンダーデザインが好評を博しました。

  • Arctura 画像

    64

    Arctura

    先進ムーブメントに
    ふさわしい未来派デザイン

    「Arctura」は、セイコー独自の発電クオーツムーブメント「キネティック」の先進性を、象徴的にアピールしたシリーズです。“The Signature of KINETIC”をコンセプトに、エルゴノミックかつ未来的な造形美を放つデザインが特徴でした。写真のモデルは1999年にリリースしたモデル。

  • Velatura 画像

    65

    Velatura

    パワフルなルックスを
    アクティブな人々へ

    スポーツウオッチの潜在的ニーズの開拓を目的とした「Velatura」。セーリングやクルージングなどのマリンスポーツを愛好するアクティブな層をターゲットに据えたシリーズです。特に話題を呼んだのが10気圧防水仕様の「キネティック ダイレクトドライブ」。9時位置に配したカラフルなパワーリザーブインジケーターが目を引くデザインです。

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Sportura

モータースポーツの
コアなファンに向けて

Sportura 画像

セイコーが得意とするスポーティーな機能性を、ルックスの面からも強くアピールした「Spotura」。F1を筆頭とするモータースポーツの主なファンをおもなターゲットとしたシリーズです。“All-star Chronograph”をコンセプトに、先進的でテクニカルな外装をミックスさせたクロノグラフがコレクションの中心。スピード感や高機能、タフネスなどの要素を体現したデザインが受け入れられ、人気を博しました。

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Seiko Premier

クラシカルモダンな
新時代のドレスウオッチ

Seiko Premier 画像

クラシックなデザイン要素をモダンな感性で表現した「Seiko Premier」。個性を重視するドレスウオッチの愛好者に向けたシリーズです。“Classic Inspiration. Modern Expression”をテーマとし、ドレスウオッチの伝統を踏まえつつ、モダンに進化させたデザインが最大の特徴。その代表的なモデルが写真のキネティック パーペチュアルです。ビッグデイトや多彩なカレンダーデザインが好評を博しました。

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Arctura

先進ムーブメントに
ふさわしい未来派デザイン

Arctura 画像

「Arctura」は、セイコー独自の発電クオーツムーブメント「キネティック」の先進性を、象徴的にアピールしたシリーズです。“The Signature of KINETIC”をコンセプトに、エルゴノミックかつ未来的な造形美を放つデザインが特徴でした。写真のモデルは1999年にリリースしたモデル。

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Velatura

パワフルなルックスを
アクティブな人々へ

Velatura 画像

スポーツウオッチの潜在的ニーズの開拓を目的とした「Velatura」。セーリングやクルージングなどのマリンスポーツを愛好するアクティブな層をターゲットに据えたシリーズです。特に話題を呼んだのが10気圧防水仕様の「キネティック ダイレクトドライブ」。9時位置に配したカラフルなパワーリザーブインジケーターが目を引くデザインです。

デザインの力

腕時計は時を示す道具であるのと同時に、その人のこだわりやセンス、生き方などを雄弁に物語る重要なアイテムです。視認性や装着性、堅牢性や操作性といった本質に加えて、着けているだけで気分が高揚するような優れたデザイン性を備えているべきだとセイコーは昔から考えています。その中で、たびたび外部の一流デザイナーやアーティストとコラボレーションを行ってきました。そうした中には、自動車デザイン界の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ氏率いる「ジウジアーロ・デザイン」とのコラボレーションのように、今なお時計ファンから愛される作品も数多く存在します。

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ジウジアーロ氏との
共同製作

GIORGETTO
GIUGIARO
GIORGETTO GIUGIARO 画像 GIORGETTO GIUGIARO 画像

ジョルジェット・
ジウジアーロ
デザイナー/
GFG Style Chairman

1938年イタリア クネオ県 ガレッシオ市 生まれ。1968年にアルド・マントヴァーニとともにイタルデザインを設立し、250以上の自動車をデザイン。1999年に「世紀のカーデザイナー」の称号を授与される。現在は息子ファブリジオ・ジウジアーロと2015年に設立したGFG Styleの会長として活動。

日本の皆様に

セイコーと私の初のコラボレーションは1983年の「スピードマスター」コレクションのデザインでした。「スピードマスター」コレクションの全てのモデルにおける共通点は、優れた実用性と何よりも人間工学を組み合わせたスポーティーなフィロソフィーを融合させることでした。美しさ、実用性、人間工学は、自動車から工業デザインのオブジェクトに至るまで、あらゆる分野のスタイルのプロセスにおいて常に私の焦点となります。私の仕事の本質は常に、形と実現可能性、人間工学、そして使いやすさをコラボレーションさせることです。大小の革新の集積の結果が、セイコーを世界の時計シーンの中で最先端の企業にしている所以なのです。
SEIKOブランド100周年おめでとうございます!
ジョルジェット・ジウジアーロ

操作性を考慮したオフセットデザイン 画像

操作性を考慮したオフセットデザイン

「ジウジアーロ・デザイン」とのコラボは1983年にスタート。こちらのモデルは、自動車運転中の操作性の配慮から、ケースの中心をバンドの中心からオフセットしているのが特徴です。

世界初のアナログクオーツクロノグラフ 画像

世界初のアナログクオーツクロノグラフ

5/100秒計測、30分計、スプリットタイム計測機能を備えた、世界初のアナログクオーツクロノグラフ。ケース右サイドにクロノグラフのプッシュボタンがあり、操作性に優れます。

斬新かつ機能的な傾いた液晶表示 画像

斬新かつ機能的な傾いた液晶表示

ジウジアーロ氏との共作で最も有名なのがこのクロノグラフ。自動車やバイク運転時に視認しやすいよう液晶ディスプレイを傾け、ベゼルはロータリー式スイッチが組み込まれています。

飛行機のシートベルトからインスパイア 画像

飛行機のシートベルトからインスパイア

バイクのハンドルに装着可能な、長いベルトを巻き込むデザインのデジタルクロノグラフ。このベルトの構造は、飛行機のシートベルトの巻き込みバックルから着想を得たものです。

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セイコー パワーデザイン
プロジェクト

SEIKO POWER DESIGIN

また2001年からは外部デザイナーを招き、セイコー社員とともにブランドの未来を考えたワークショップ「セイコー パワーデザインプロジェクト」を展開。試作品は一般展示され、一部商品化もされました。その中には後年、日本デザイン振興会のグッドデザイン賞を受賞したモデルもあります。さらに、このプロジェクト自体も、2007年のグッドデザイン賞を受賞。2009年をもって一度は終了した本プロジェクトですが、2022年に復活し、新たな未来を提案しています。

「大人の洗練(2003年)」 画像

新しいデザインを創出する実験的プロジェクト

「セイコー パワーデザイン プロジェクト」では、「大人の洗練(2003年)」、「魅了(2005年)」、「TOKYO(2008年)」など、年ごとに変わるテーマをもとに、セイコーの社員たちがプロトタイプを制作。そのうちいくつかは実際に商品化されました。

「魅了(2005年)」 画像
「セイコー パワーデザイン プロジェクト」 画像

プロトタイプを展示し、未来を提案

「セイコー パワーデザイン プロジェクト」で開発されたプロトタイプは、展示会や各種メディアでお披露目され、多くのファンを獲得。セイコーの時計デザインの可能性を広げる機会となりました。

「TOKYO(2008年)」 画像
  • 「歴史」 01-12
  • 「革新」 13-31
  • 「進化」 32-41
  • 「探求」 42-67
  • 「挑戦」 68-80
  • 「物語」 81-100
  • これから100年先に向けて
「SEIKO」ブランド誕生100周年

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