2025 ENTRY / MYPAGE

SEIKO RECRUITING 2025

2025 ENTRY / MYPAGE
PEOPLE
PEOPLE BRANDING SEIKO

思いを刻む時計たちを
世界の人々へ

PASSION FOR PRODUCT DEVELOPMENT
H.NAKAZAWA
H.NAKAZAWA
商品企画二部
2018年入社/文学部教育学専攻卒
H.NAKAZAW
CLOCKS THAT ENGRAVE THOUGHTS TO THE PEOPLE OF THE WORLD.

WITH PRECIOUS MEMORIES

#01
セイコーは日本の誇り

大切な思い出と共に

父が勤続記念に、自分へのご褒美としてグランドセイコーを買ったことを覚えています。私が中学生のときでした。私は外国製の時計がいいんじゃないかなと思ったのですが、父は「グランドセイコーは日本の誇りなんだよ」と顔を上げて言いました。その言葉は私の心に強く響きました。
大学に進学するとき、母が私に贈ってくれたのもセイコーの時計です。それは結婚前に父からプレゼントされたものだったそうです。両親の思い出が込められた時計を受け継ぐことになり、私は時計というのは時間を知らせるだけでなく、大切な思い出も一緒に伝えてくれる存在だと知りました。
世界に誇れる日本のものづくり。そして人の心に思いを刻むものづくり。そんな仕事に関わりたいと思い、私はセイコーウオッチに入社することにしました。グローバルにビジネスを展開しているところにも大きな魅力を感じました。
入社して初めてもらったボーナスで、父のように私も自分へのご褒美としてセイコーの時計を買いました。母から譲り受けたのと同じ「セイコー エクセリーヌ」です。私の人生に寄り添うように、セイコーの時計は一緒に歩んでくれています。

MEETING MARKET DEMANDS.

#02
想いをカタチに

市場のニーズに応えていく

セイコーウオッチの各ブランドの企画立案・推進を担当する商品企画二部で私は、海外で販売されている女性用の時計の企画を担当しています。市場としては北米と欧州、アジアがメインです。
企画の仕事は、構想から始まります。現在販売されているモデルの分析をして、どういうデザイン、機能の時計が市場に求められているのかを考えていきます。国や地域によって時計に対する好みは大きく変わっていて、例えばある国ではシルバーの時計が好まれる一方で別の国では金色の時計が好まれたり、どのような文字板色のモデルが売れるか、というのも国によって異なります。そのため、国ごとの嗜好や需要を的確に分析し、ターゲットとする市場を定めていくことも構想の段階では重要です。
構想が固まると社内のデザイナーと協力して、具体的なデザインを詰めていきます。私のイメージや思いをデザイナーに的確に伝えることは難しく、いかにして同じ方向を向いてデザインしてもらうかがポイントとなります。その結果、できあがってきたサンプルを目にする瞬間こそ、私にとっての一番の喜びです。自分の想いがカタチとなって目の前に現れる瞬間は、ものづくりの醍醐味そのものです。
企画の仕事というのは花形のように思われることも多く、やってみたいと思われる方も多いでしょう。確かにものづくりの喜びをダイレクトに味わえる仕事ではあるのですが、実際はそこに至るまでデータ分析や資料作成など、地道で細かな作業の積み重ねが必要とされます。自分の好きな“作品”ではなくて、セイコーウオッチとして販売する“商品”を生み出すのですから、当然のことでしょう。
実は私が入社して最初の配属先は、お客様相談室でした。電話やメールでお客様から寄せられるお問い合わせにお答えする業務です。約1年間にわたってお客様と直接お話しし、商品へのご意見や広告についての反響などを伺ったことは、貴重な経験となりました。現在の商品企画の業務においても、あのときの経験が十分に活かされていると感じます。

VOICES FROM AROUND THE WORLD

#03
そしていつか母のために

世界の人々の声が励みに

今まで約20の企画を手がけてきましたが、一番思い入れが深いのはやはり最初に企画した時計です。フレグランスをテーマに企画した時計で、ダイヤル(文字板)の色は悩みに悩みました。チームの先輩やデザイナーにも相談し、最終的に決めたのがグリーンのダイヤル。当時セイコーウオッチの海外向け商品では手がけていなかった、緑色の白蝶貝をダイヤルに使った時計をつくりました。できあがってきたときの感動は今でも忘れられません。この時計は現在も北米などで販売されています。
もちろん手がけた時計が市場に出たときも大きな喜びを感じます。海外のため店頭で販売されている様子を見ることは簡単ではなく、ECサイトやSNSで取り上げられているのを見ることがほとんどです。消費者のコメントを読むと自分の仕事がカタチとなり、海の向こうの大勢の人々に支持されている実感が得られます。
最近はカジュアルウオッチブランドである「セイコー 5スポーツ」の商品企画も担当するようになりました。私にとって初めての国内向け商品です。きっと自分の手がけた商品が販売されている様子を店頭で見ることもできるでしょう。そしていつかきっと私の企画した腕時計を母につけてもらいたい──それがこれからの私の夢です。

WOMEN’S MODEL FOR GLOBAL MARKET
MY BRANDING_SEIKO

時計は人と一緒に時を刻んでいく存在です。機能的に質が高いことはもちろんのこと、感性的な面でも人々に選ばれ、記憶に残るような時計を企画していきたいと思います。それによってセイコーが世界各地で信頼され、愛されるブランドになることに貢献していきます。

2025 ENTRY / MYPAGE