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【セイコー プレザージュ×スタジオジブリ】
日本の真摯なモノづくりの競演が生んだタイムピース 

日本ならではの真摯なモノづくりと美意識を体現してきた、セイコー プレザージュとスタジオジブリ。
両者のコラボレーションから生まれた腕時計の魅力的なディテールを紹介する。

写真:星 武志 文:和田 達彦  2020.07.15

セイコー プレザージュ スタジオジブリ 紅の豚 コラボレーションモデル。

上:スプリングドライブモデル「SARR005」。
尾翼に配された3色のカラーリングを白い文字板、赤い秒針、緑のパワーリザーブ表示で表現。スプリングドライブ自動巻、SS、ケース径40mm、パワーリザーブ約72時間、日付表示、クロコダイル革ストラップ、10気圧防水、限定500本、セイコーウオッチサロン専用モデル。¥627,000(税込)。

下:メカニカル クロノグラフモデル「SARK017」。
クロノグラフムーブメント「8R48」を搭載。スモールセコンドは飛行艇のプロペラをイメージした特別仕様。自動巻、SS、ケース径42㎜、パワーリザーブ約45時間、日付表示、クロコダイル革ストラップ、10気圧防水、限定600本、セイコーウオッチサロン専用モデル。¥440,000(税込)

「飛ばねぇ豚はただの豚だ」のフレーズが心に残る長編アニメ映画『紅の豚』は、1992年に公開された宮崎駿監督によるスタジオジブリ作品。舞台は20年代のイタリア・アドリア海。主人公は空賊退治を請け負う賞金稼ぎであり、自らに魔法をかけて豚に姿を変えた飛行艇乗りのポルコ・ロッソ。美しい空と海を背景に飛翔する飛行艇、そして空を飛ぶことに命をかける男たちの生き様などが鮮やかに描かれた、飛行機の魅力と男のロマンを存分に感じさせてくれる名作だ。
一方、100年以上におよぶセイコーの時計づくりの伝統を受け継ぐ、“メイド・イン・ジャパン”のウオッチブランドであるセイコー プレザージュ。日本ならではのモノづくりに妥協せず真摯に取り組む姿勢は、スタジオジブリの作品づくりにも相通じるところがある。また作品の中で描かれるポルコと愛機、人間と機械のパートナーシップは、腕時計の世界においても理想的な関係。今回実現したのが、この両者のコラボレーションだ。

映画の描写から得た着想が、随所に反映されたデザイン

真紅のボディに、赤白緑の3色に塗り分けられた尾翼が印象的なポルコ・ロッソの愛機。
コラボモデルはこの飛行艇の描写などから得た着想を、デザインに反映させている。Ⓒ 1992 Studio Ghibli・NN

これまでも日本の伝統工芸と最新技術を融合させ、意欲的な腕時計を生み出してきたセイコー プレザージュ。このコラボモデルでもダイヤルに琺瑯(ほうろう)を用いながら、映画から得たインスピレーションをデザインに反映させている。

主人公の愛機である「サボイアS-21」の尾翼の「R」マークがあしらわれた、特別仕様のりゅうずを搭載。反対側のケースサイドには飛行艇名も刻印されている。

ポルコの顔がガラス面の中央に配された、シースルーバックの裏ぶた。周囲には映画の名セリフである、「飛ばねぇ豚はただの豚だ」がイタリア語で刻印されている。

コラボモデルは白文字板のスプリングドライブモデルと、黒文字板のメカニカル クロノグラフモデルの2種。飛行艇のコックピット表示パネルをモチーフにしたダイヤルは、視認性の高い時分針やアラビア数字を採用。琺瑯職人の横澤満さんの監修のもとに製作されたダイヤルのなめらかな質感とあいまって、どこか温かみのある表情を醸し出す。またそれぞれのモデルには、主人公の愛機「サボイアS-21」の尾翼の「R」マークやカラーリングもさりげなく表現されている。

木製ボックスは、宮崎駿監督からのメッセージ「時間にしばられずに生きましょう」が記された特別仕様。
ポルコの顔が刻印されたセーム革の腕時計用クロスも付属する。

他にもシースルーバックの裏ぶたやりゅうず、赤黒2色の付け替え用クロコダイル革ストラップに配された赤白緑3色のステッチワークなど、随所に映画にちなんだデザインが施されていて、そうしたディテールの一つひとつを眺めているだけでも楽しめそうだ。特別仕様の木製ボックス入りとあってコレクターズアイテムとしての価値も高いが、実際に腕に着けて使用すれば、ポルコ・ロッソにとっての「サボイアS-21」と同様に、信頼の置ける相棒となってくれることだろう。


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